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Channel: 筑西市議会議員 仁平正巳
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歴史観

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 子供の頃から、明治生まれのおばあちゃんが大好きで、毎晩のように寝る前に昔話を聞かされた。 それが役に立ったかどうかは何れにしても、学校での社会の教科(特に歴史)はとりわけ勉強しなくても成績が良かった。
 趣味の読書は推理小説は勿論ですが、歴史小説も大好きなジャンルです。
 特に、司馬遼太郎の時代物はほとんどと言っていい程、読み漁った気がします。 以外に、学校教育では明治維新以後の激動の我が国の史実は通り一遍のようで、いつの間にか司馬遼の歴史観が頭の中にインプットされ今日まで来てしまっています。

 ところが今読んでいる本は、今までの私の歴史観を根底から覆すような「明治維新」という真実を様々な文献や史実に基づいて証明しています。
 かと言って、司馬遼の歴史観や小説を否定するものではなく、作家としては今も最も尊敬している方です。
 「勝てば官軍、負ければ賊軍」と言われた長州や薩摩(吉田松陰・高杉晋作・久坂玄瑞・桂小五郎、西郷隆盛・大久保利通等々)所謂 幕末の志士と言われている人々そして、水戸浪士による
桜田門外の変に始まる動乱の時代は、正にテロリストによる所謂軍事クーデターであったことが
今更ながらになるほどと驚いております。

 廃仏毀釈に始り、何が尊王攘夷で勤皇とは、佐幕とは、王政復古や大政奉還、公武合体論等
 朝敵・天誅・赤報隊や戊辰戦争という文言が頭の中で渦巻いておりますが、明治維新の歴史は
テロリストの歴史そのもので、その後の5・15事件、2・26事件そして大東亜戦争への系譜となって行く日本の歴史なんですね・・・
 すなわち、読んでいてゾクゾクするような本に出会い、益々歴史が好きになりました。
そう言えば、もうすぐ(2月12日)司馬遼太郎の命日ですね・・

 

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