昨日は「令和4年第1回臨時議会」が開催された。
久々の議会のせいか、皆さんいつもより登庁が早いような感じでした。 議題は庁内の組織再編と、補正予算案で主にコロナ関連の補正予算です。
早く終わるかと思いきや、質疑が相次ぎ午前中いっぱいかかり、午後からは全員協議会があった。 保健福祉部所管である「西部メディカルセンター」の第2期中期目標や計画について
水谷理事長や佐久間事務長・菊池総看護師長の立会いの下、膨大な資料と長時間の説明があった。
兎に角「とんでもない病院を作ってしまった!」が今の感想です。
そもそも、この病院は吉沢市長時代(約10年前)に我が茨城県の医師数の少なさ、更に筑西下妻医療圏は医療過疎地と言われ、特に脳疾患・心疾患で亡くなる患者が多く、それらに対応する2次医療の病院建設が地域の願いでありました。
それまで、旧下館市民病院が地域の核的病院でそれなりの位置づけがなされていましたが、10年以上も赤字が累積し、医療従事者は公務員であるため人件費も嵩み、市では毎年平均10億もの莫大な赤字補填を余儀なくされており、新病院(西部メディカル)は独立行政法人で市からは財政的に離れるような印象で建設が開始されました。
当時、議会において私は再々、病院経営に関し質問しましたが関係者の答弁は「公立病院再編統合により、開院3年目からは黒字化する」とのことでした。
更に、医師に関しても「全国のエース級を探している」と梶井病院長は議員全員の前で豪語し、脳と心臓に関する素晴らしい病院が出来ることを誰もが信じていましたが・・
確かに、建物は100億もかけて立派な病院が出来ましたが、開院3年4か月が過ぎた今、250床のベットは200床程度しか稼働できず、医師・看護師とも目標の人数が確保できず、脳・心疾患の患者はほとんど受け入れられず、救急車も受け入れは少なく殆ど断られるのが現状です。
診療科も所謂総合病院の様で、常勤医師も34名と少なくあとは非常勤医師ばかりで、かかり付け医からの紹介状がなければ診てもらえず、何のためにこんな病院を作ったのか分からなくなりました。
確かに、病院スタッフ一同それぞれの立場で最善の努力をされていることは評価できますが、何より、この先ず~っと赤字が続き、それを市が補填していくシステムになっていて、これでは筑西市民に対する詐欺と言っても過言ではないと思います。
それらのことを追求すると、「想定外のコロナ禍により・・」と言われてしまい、病院建設機運が高い頃は、このような財務に関する知識もなく、勉強も怠った責任も議員として痛切に感じています。 そしてこの先筑西市のお荷物として、市民には多少成り税の負担は一生ついて回ると思い、心からお詫びしたいと感じています。
久々の議会のせいか、皆さんいつもより登庁が早いような感じでした。 議題は庁内の組織再編と、補正予算案で主にコロナ関連の補正予算です。
早く終わるかと思いきや、質疑が相次ぎ午前中いっぱいかかり、午後からは全員協議会があった。 保健福祉部所管である「西部メディカルセンター」の第2期中期目標や計画について
水谷理事長や佐久間事務長・菊池総看護師長の立会いの下、膨大な資料と長時間の説明があった。
兎に角「とんでもない病院を作ってしまった!」が今の感想です。
そもそも、この病院は吉沢市長時代(約10年前)に我が茨城県の医師数の少なさ、更に筑西下妻医療圏は医療過疎地と言われ、特に脳疾患・心疾患で亡くなる患者が多く、それらに対応する2次医療の病院建設が地域の願いでありました。
それまで、旧下館市民病院が地域の核的病院でそれなりの位置づけがなされていましたが、10年以上も赤字が累積し、医療従事者は公務員であるため人件費も嵩み、市では毎年平均10億もの莫大な赤字補填を余儀なくされており、新病院(西部メディカル)は独立行政法人で市からは財政的に離れるような印象で建設が開始されました。
当時、議会において私は再々、病院経営に関し質問しましたが関係者の答弁は「公立病院再編統合により、開院3年目からは黒字化する」とのことでした。
更に、医師に関しても「全国のエース級を探している」と梶井病院長は議員全員の前で豪語し、脳と心臓に関する素晴らしい病院が出来ることを誰もが信じていましたが・・
確かに、建物は100億もかけて立派な病院が出来ましたが、開院3年4か月が過ぎた今、250床のベットは200床程度しか稼働できず、医師・看護師とも目標の人数が確保できず、脳・心疾患の患者はほとんど受け入れられず、救急車も受け入れは少なく殆ど断られるのが現状です。
診療科も所謂総合病院の様で、常勤医師も34名と少なくあとは非常勤医師ばかりで、かかり付け医からの紹介状がなければ診てもらえず、何のためにこんな病院を作ったのか分からなくなりました。
確かに、病院スタッフ一同それぞれの立場で最善の努力をされていることは評価できますが、何より、この先ず~っと赤字が続き、それを市が補填していくシステムになっていて、これでは筑西市民に対する詐欺と言っても過言ではないと思います。
それらのことを追求すると、「想定外のコロナ禍により・・」と言われてしまい、病院建設機運が高い頃は、このような財務に関する知識もなく、勉強も怠った責任も議員として痛切に感じています。 そしてこの先筑西市のお荷物として、市民には多少成り税の負担は一生ついて回ると思い、心からお詫びしたいと感じています。