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Channel: 筑西市議会議員 仁平正巳
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蛍の母

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 今日は、迎え盆である。 物心ついた時からお迎えに行けなかったのは、たったの1回。
それは、11年前 女房が筑波メディカルに入院していて、「主治医の先生から、いつ亡くなっても不思議ではない状態です。」と言われ、病院に付きっきりの夏だけでした。

 お盆は、本当に亡くなった人の霊が帰ってくるのでしょうか? なんて時々考える時がありますが、今朝は4時ごろからNHKのラジオ番組で、桂竹丸師匠の創作落語「蛍の母」が流れてきました。
 半分寝ぼけているので、落語と言えば(笑)と思いきや、原作は「蛍帰る」で有名な、鹿児島県 知覧の富谷食堂の女将 鳥浜トメさんの実話で、特攻の悲劇です。

 以前にもこの話は聞いたことがありましたが、涙なくしては聞くことも他人に話すこともできません。 「宮川軍曹が、僕は蛍になって帰って来ます!」と言い残し、本当に蛍が食堂に入ってきたくだりは、号泣でした。
 今朝はそのまま起きて、店の前の草取りとゴミ捨てをしましたが、今さらながらに平和の尊さと、戦争の悲惨さを肝に銘じ、祖国のために尊い命を捧げた英霊に対して、恥ずかしくない生き方をしなければと、戦後73年 改めて考えた迎え盆の朝でした。

 我が家では、午後3時に3人が帰って来るので、霊というものを信じることにしました。

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