Quantcast
Channel: 筑西市議会議員 仁平正巳
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1660

文通の続き

$
0
0
 昨日は、予報通り 雪に見舞われ、桜の花も散り急ぎ 筑波山も雪景色となり、真冬の寒さでした。
 スマホも弟や孫に手ほどきを受けながら、恐る恐る操作しております。

 ところで、受刑者との文通の続きの話ですが、相手のSさんは、所謂貧困育ちで擁護院などを転々として育ち、恵まれない環境の中で幼少期を過ごしとても苦労し、両親や人の愛に飢えていたそうです。
 ほとんど大阪育ちで、成人してからの職業は、入れ墨師・・所謂彫師です。
 かなりの腕の持ち主で、全国のユーザーからの引き合いがあり、勿論反社会勢力の方々とのお付き合いもあるそうですが、自身の犯した罪とはそれらは関係なく・・ある夜更けに、友達や彼女と飲みに行った帰りに、彼女が事件に巻き込まれ、助けようとして・・結果として殺人罪になってしまったようです。
 刑期は、約半分ほど残っていますが、模範囚らしく「こんな私でも、待っていてくれる人が居る以上、裁判所の判断には不服はあるものの、罪を償い 人としてしっかり更生し、一日でも早く社会復帰できるよう精進を重ねる毎日です。」といつも整った文脈で、綴られています。

 そして、本(読書)の話が好きな方で、私とそういう意味では気が合う方です。

 手紙を読んでいて、いつも目頭が熱くなり、赤の他人でも精神的に私を頼っているようで、他人とは思えない人です。

 この話を、やはり長いこと夫が刑務所に入っていた方にお話ししたところ「私もその方と文通してみようかな・・」なんて遠くを見つめていました。
 多分その方(女性)の夫は、出所後亡くなったと聞き及んでおりますが・・・
何か感ずるものがきっとあるのかもしれません・・

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1660

Trending Articles